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おむつかぶれ・あせも
赤ちゃんや小さなお子様によく見られる皮膚トラブル「おむつかぶれとあせも」は適切なケアで予防や改善が可能です。
おむつかぶれについて
おむつかぶれとは
おむつかぶれは、赤ちゃんのお尻や陰部が赤くなったり、ひどい場合はただれたりする症状です。赤ちゃんの皮膚は薄くデリケートなため、おしっこやうんちの刺激で簡単に炎症を起こしてしまいます。
おむつかぶれの主な原因
- おしっこやうんちの刺激
- 頻繁な下痢
- カンジダ菌などの真菌感染
- 外用薬によるかぶれ
- まれに溶連菌感染
おむつかぶれの症状
- 肛門周囲や陰部の皮膚が赤くなる
- ひどい場合はただれる
- カンジダ感染の場合は赤い斑点が散らばったようになる
おむつかぶれの治療と予防
大切なことはおむつかぶれの原因を特定し、それに応じた対策を取ることです。症状が改善しない場合は、医師の診察を受けることをおすすめします。
- おむつ交換を頻繁におこなう
- おしりふきは優しく使用し、刺激は最小限に
- ワセリンを塗って皮膚を保護
- 必要に応じて非ステロイドや弱いステロイド軟膏を使用
- カンジダ感染の場合は抗真菌剤を使用
あせもについて
あせもとは
あせもは、汗をたくさんかくことで発生する赤いぶつぶつや水ぶくれのことです。かゆみや痛みを伴うこともあります。
あせもの主な原因
汗を排出する管が詰まり、汗が皮膚の中で漏れ出すことで発生します。
あせもの症状と種類
- 水晶様汗疹(皮膚の表面近くで起こり、透明な水ぶくれができます。)
- 紅色汗疹(やや深いところで起こり、赤いぶつぶつができます。かゆみや軽い痛みを伴うことも。)
あせもが発生しやすい部位
頭、額、首、肘、膝、太ももの付け根、お尻など、汗が乾きにくい場所に多く見られます。
あせもの治療と予防
- 軽症の場合はスキンケアで改善することも
- 必要に応じてステロイドや非ステロイド外用薬を使用
- エアコンを活用して汗のかきすぎを防ぐ
- 汗をかいたらシャワーを浴びる、着替える、軽く拭くなどして清潔に保つ
- 暑い時期は薄着にし、暑い時間帯の外出を控える
「おむつかぶれとあせも」のスキンケアのポイント
清潔を保つ
こまめな洗浄やおむつ交換が大切です。
優しくていねいに
皮膚を擦らず、やさしく拭きます。
保湿する
ワセリンなどで皮膚を保護します。
通気性を良くする
通気性の良い服を選び、時々おむつを外して皮膚を乾燥させます。
環境調整
室温や湿度に気を付け、快適な環境を整えます。