ポリオとは、ポリオウイルスに感染することで、発熱、頭痛、嘔吐、体のだるさなどの症状が現れる病気です。その後、手足の麻痺などの症状が現れることがあります。基本的に症状は回復に向かいますが、そのまま麻痺が残ってしまう場合もあります。ポリオに対する特効薬はなく、予防接種を受けることが唯一の予防方法となります。
平成24年9月より、ポリオの定期接種ワクチンが「生ポリオワクチン」から「不活化ポリオワクチン」に切り替わりました。ポリオ生ワクチンを服用すると、ご本人またはご家族を含む周囲の人へのポリオウイルス感染、また、ワクチン関連麻痺のリスクがあるとされていました。しかし不活化ポリオワクチンであれば、効果が非常に高く、さらにウイルスの排泄がないため、ワクチン関連麻痺や流行はないとされています。