予防接種

予防接種について

予防接種について

お子様の予防接種では、生後2ヶ月から1歳までの間に、6~7種類のワクチンを接種します。1回では終わらないものもあるため、10ヶ月程度の期間で数種類のワクチンを複数回接種することになります。
お子様にタイミング良く予防接種を受けさせてあげるためには、スケジュールを立てておくことが大切です。しかし、思わぬタイミングでお子様が風邪などの病気にかかってしまい、スケジュールを変更せざるを得なくなることがあります。当院では、お子様にできる限り適切な時期に予防接種を受けて頂くために、ワクチンの同時接種を行っております。同時接種であれば、接種回数が少なくて済むので、各ワクチンの接種率を高めることができます。また、共働きのご家庭などは、予防接種を受けるために保護者の方がお仕事を休んだり早退したりしなければいけないことがありますが、同時接種であれば回数が少なくなるので、そうしたご負担を軽減することもできます。

当院で受けられる予防接種

  • 4種混合
  • 2種混合
  • 麻疹
  • 風疹
  • 日本脳炎
  • インフルエンザ
  • おたふくかぜ
  • 水ぼうそう
  • B型肝炎
  • 肺炎球菌(※成人用肺炎球菌の場合は、ご予約が必要となります)
  • ヒブワクチン

ワクチンの同時接種

ワクチンの同時接種

ワクチンの同時接種は、欧米では一般的に行われている方法です。複数のワクチンをそれぞれ別の部位に、同日に接種することで、必要な時に必要なワクチンを早く接種することができるようになります。例えば3種混合、肺炎球菌、ヒブワクチンの3種類のワクチンを接種する場合、通常の方法であれば3回に分けて接種しなければいけませんが、同時接種であれば右手に3種混合、部位をずらして肺炎球菌、左手にヒブワクチンといったように、同時に接種することができます。

日本では副反応の見極めが重要視されていたことから、1回に1つのワクチンを接種することが長らく原則とされてきていましたが、1つのワクチンを接種した結果、副反応が現れたとしても、その原因がワクチンによるものなのか、他の病気によるものなのか区別するのは難しいため、複数のワクチンを分けて接種してもリスクは変わらないと言えます。そのため最近では日本でも、保護者の方やお子様の負担を軽減することが可能な、ワクチンの同時接種が行われるようになりました。

ワクチンの同時接種のメリット

各ワクチンの接種率を高めることができる

お子様にタイミング良く予防接種を受けさせてあげるためには、スケジュールを立てておくことが大切です。しかし、思わぬタイミングでお子様が風邪などの病気にかかってしまい、スケジュールを変更せざるを得なくなることがあります。しかし同時接種であれば、接種回数が少なくて済むので、各ワクチンの接種率を高めることができます。

お子様を早期に病気から守ることができる

予防接種は、病気の好発年齢に合わせてタイミング良く接種することが大切です。ワクチンの同時接種により、スケジュール通りに接種できる確率が高まるため、お子様を早期に病気から守ることができるようになります。

保護者の方の負担が軽減できる

共働きのご家庭などは、予防接種を受けるために保護者の方がお仕事を休んだり早退したりしなければいけないことがありますが、同時接種であれば回数が少なくなるので、そうしたご負担を軽減することもできます。

不活化ポリオワクチン

ポリオとは、ポリオウイルスに感染することで、発熱、頭痛、嘔吐、体のだるさなどの症状が現れる病気です。その後、手足の麻痺などの症状が現れることがあります。基本的に症状は回復に向かいますが、そのまま麻痺が残ってしまう場合もあります。ポリオに対する特効薬はなく、予防接種を受けることが唯一の予防方法となります。

平成24年9月より、ポリオの定期接種ワクチンが「生ポリオワクチン」から「不活化ポリオワクチン」に切り替わりました。ポリオ生ワクチンを服用すると、ご本人またはご家族を含む周囲の人へのポリオウイルス感染、また、ワクチン関連麻痺のリスクがあるとされていました。しかし不活化ポリオワクチンであれば、効果が非常に高く、さらにウイルスの排泄がないため、ワクチン関連麻痺や流行はないとされています。

ロタウイルスワクチン

ロタウイルス感染症とは、「ロタウイルス」というウイルスに感染することで発症する乳幼児の急性胃腸炎です。主な症状として、嘔吐、下痢、発熱などがあります。激しい下痢や嘔吐により脱水症状を起こす場合があるほか、痙攣を起こす場合もあります。ロタウイルス感染症は5歳までの小児のほとんどが経験するとされており、入院が必要な小児の急性胃腸炎の原因の半分は、このロタウイルス感染症であると言われています。

ロタウイルスワクチンが適応となるのは、生後6~24週目(1ヶ月半~6ヶ月目)までの乳児で、その期間内にシロップを2回服用することが推奨されています。また、1回目は16週目(3ヶ月目)までに済ませておくことが推奨されています。2回目は1回目の4週間後に服用します。

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小児科の専門医としてお子様の健やかな成長を第一に考えて治療を行います。病気のことだけでなく、子育てのお悩みにもお応えしますので、何でもお気軽にご相談ください。

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